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【2024年04月25日09:32 】 |
ホームレスを許容する社会に
何かと忙しくなって、長らくブログを休んでいた。
夜の秘密の交際は、以前ほど頻繁ではなくなったが、続いている。

その間に、親族から見放されたままの癌で死を迎えたS蔵の孤独な最期や大阪駅前や中之島公園での追い出しなど、色々なことがあった。
 
大阪におけるホームレスの状況はかなりせち辛いものになってきたという感じがする。 飲み仲間である我が友人の棲む某公園は、まだ行政による露骨な追い出しはないのであるが、そこを追い出されたら、友人はもう大阪市内でテントを張る場所がないという。
 
ホームレスの支援者たちは、ホームレスの人権を守れというが、ホームレスが悲惨な生活を厭応なく強いられている社会の犠牲者であるかのような主張は、見当はずれとまではいわないが、真実ではないと僕は思っている。ホームレスの生活をそれなりに満喫している人がたくさんいて、缶でも粗大でも食っていけされすれば、こんなに気楽な生活はないと考えている人が少なくないのだ。
 
語弊を覚悟で言うが、ホームレスにはホームレスしか選択肢のない者がいる。様々な問題を抱え、一般の社会に戻ること放棄した者、ギャンブルと酒にどっぷりと溺れ、往々にして自己中心的で社会的規範になじめない者がいる。一般的な尺度に押し込もうとしてもはみ出してしまう者は少なくないのだ。
 
行政の自立支援は、そのような「自立」の意思のない者を無視している。一般の社会になじめない、言ってしまえば「どうしようもない人」がいるということを行政は許容するべきである。階級闘争の道具としてホームレスを利用している支援者にはできないであろうが、本来であれば、支援者も「どうしようもない人」としての人権をどうするのかという発想に立つべきだろう。
 
今の行政の自立支援は、ホームレスであることをまず否定することから始まっている。そうではなく、「どうしようもない人」を一旦受け入れ、生活の場を保障し、社会復帰の可能性のある者については、そこから徐々に引き上げていくべきだと思う。
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【2008年02月10日15:26 】 | 未選択 | コメント(0) | トラックバック()
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