× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
(前項よりのつづき) ホームレスはこういう金属を知り合いの業者からもらったり、ごみの中から拾ってくるが、最近では金属製品の窃盗が新聞をにぎわせている通り、工事現場などから盗んできちゃう人もいる。正直に言うと、窃盗を働いてしまう人はそこそこいると思う。金属盗が増えてきたので、身分証がないと買ってくれない業者が増えてきたが、盗品の疑いがあっても相場より安い値段で買ってくれる業者もある。 日雇い労働は、あいりんに行けば日当9000円くらいだろうか。もっと安い賃金で掃除などの作業に従事する人もいる。ただし、ドヤに住まないでテントでくらしているのは、高齢や体の故障、体力に乏しいなどの理由により、継続的に働けないという場合もあるだろうし、中には完全にドヤ代わりとしてテントで住んでいる人もいる。 意外なところでは、缶コーヒーなどについている懸賞シールがお金になる。1枚1円程度だが、ものによっては10円から20円くらいになる。アルミ缶を集めるよりも軽いので、シール専門の人もいる。BOSSジャンが当たるシールは値がいいらしい。懸賞のあるものなら、タバコの空き箱やペットボトルのフィルムも売れる。 コンビニの廃棄弁当を食べている人は結構いるが、大量にもらってきて、あいりん地区に持っていき、1個100円くらいで売っている人がいた。しかし、これまた最近はコンビニが持っていかれることを防ぐために、廃棄弁当に水をかけて捨ててるようなことが増えているらしい。 あいりん地区の特別清掃(特掃)は、登録すれば、少なくとも週に1回程度、日当5700円の作業に従事できる(センターに詰めて通えば、繰上げで週4回も可能だそうだ)。登録は55歳以上の人が対象だ。 PR |
最近の金属の値上がりにより金属の窃盗が増えて、これからは売る場合は身分証明などが必要になると思います。
条例や法律が制定されると思いますが、そうなれば売れなくなるホームレスの人は収入源の減少になり大打撃でしょうね。 大阪の支援団体なんかはまた悪法と抗議するんだろうか? しかしムチャクチャ詳しいっすね。笑
【2007年03月24日 08:56】| | kaitaiya #9b136348a4 [ 編集 ]
窃盗でなくても住民票がないなど身分を証明することのできない人は、銅線などで商売がしにくくなっています。
しかし、業者にもよりますが、今はまだ、数キロ程度の小口であればそこまで厳密ではありませんし、そもそも、銅線がここまで高く売れるようになったのは最近の話ですしねぇ。そして、銅線がだめでも、したたかなホームレスたちは、何か他の収入の口を探すでしょう。 とはいえ、ホームレスの「主産業」である、アルミ缶の取引が全くできないような状態にもしなれば、困るホームレスは多いでしょうね。僕はホームレスの増加の一因は、アルミ缶のリサイクルで比較的容易に食えるようになったことがあると思っているくらいです。 アルミを主な収入源としているホームレスの中でも、一部の人は、年々激しくなる競争の激化と将来起こるであろうアルミの値崩れに備えて、他の比較的継続的な収入源への転化を試行錯誤しています。 僕は現在でも、ホームレスの世界は3階層から4階層くらいに分かれていると思うのですが、将来は、食えるホームレスと食えないホームレスの階層差がもっと広がるかもしれないですねぇ。 ホームレスの収入源については、知らない部分がまだまだあるだろうし、自分で経験していることではないのですが、行政や福祉、理屈だけの支援者よりは事情通だと思っています。これは書いちゃってよかったのかなぁという部分もあるし、書かなかった内容もあるんですけどね(汗) ネットなどでみていると、型にはめたような分類やいいかげんな情報が流れているので、ベタなテーマだと思いつつ書きました。 でも、彼らの生活に直に触れていたら、自然とわかる程度の内容です。
【2007年03月24日 12:17】| | メントール #92c93c02e5 [ 編集 ]
ホームレスも格差社会が進んでますね。格差のない社会はもはや刑務所くらい?
しかし、したたかなホームレスの方々はどこからプレミアのついたゲームや懸賞シールなどの情報を得ているのでしょう?ホームレス仲間?でも、仲間も自分の稼ぎを確保したいから教えてくれないような気もするし。拾った雑誌から情報を得ているのかなぁ。まさか、ネットカフェでPCを利用?このサイトを知らない頃の私なら「ホームレス=空き缶回収」で発想が止まっていたでしょう。 「ホームレスでも食えるようになるためには、それなりに一生懸命、働かなければならない」、ホームレスもお気楽ではありませんね。ホームレス生活の苦労や努力に見合う「ナニカ」がそれぞれにあるのでしょうね。 「行政や福祉、理屈だけの支援者」の多くが「彼らの生活に直に触れて」いないのですね。行政、福祉の中にメントールさんのような方がわずかでもいてくれたら、と残念に思います。
【2007年03月25日 14:38】| | あき2000mg #56b0732b20 [ 編集 ]
>あき2000mgさん
プレミアのついたゲームや懸賞シールなどの情報は、買取業者が価格を教えてくれるんです。また、ホームレスの中に、買取業者の間に立つ仕切り屋のような人がいる場合もあります。 仲間同士の情報交換も結構ありますよ。ホームレスのテント村はコミュニティになっていて、気の合う者同士の相互扶助が普通に行われています。そういうコミュニティに馴染んでいるということも「食える」ホームレスがテント生活から脱却したがらない理由の一つでしょう。酒を飲んで殺し合いになるんじゃないかというようなケンカも時々ありますけどね^^; 長々とホームレスの収入源について書きましたが、どんなものがあるかということを羅列しただけで、実際には、多様な収入源を色々組み合わせながら状況に応じて収入を得ているホームレスが多く、実態はもっと複雑です。全部書けば、それだけで1冊の本なるんじゃないでしょうか。 大阪市には「ホームレス自立支援課」という部署があるらしいのですが、大阪市内のホームレスで自立支援課の職員と話をしたことのあるホームレスは皆無だと思います。ホームレスの実態を知らずに計画だけ作っているんでしょうか。まあ、「食える」ホームレスの実態を行政が知ったら、逆に怒り出すかもしれないです(笑) あと、頭でっかちの支援者や学者ですね。行政の味方をする気はありませんが、ホームレスをことさらに行政攻撃、政治活動の駒にしているようなグループの主張は、聞いていて馬鹿馬鹿しくなります。 ホームレスは、テントによる公共地の不法占拠がよく問題とされますが、テント暮らしをしているホームレスは食える人が多いです。彼らは、病気にでもならない限り、福祉や支援とは適当に距離をおいています。行政による追い出しがあればそれは切実な問題となりますが、食っていける限り、一部を除く多くのテント生活者にとっては、福祉も支援も普段は無関係な存在でしょう。 炊き出しや廃棄弁当で食を満たし、ほとんど現金を手にすることのない移動型のホームレスの方が、客観的には悲惨な状態の人が多いと思います。しかし、そういう移動型の人は、何かあるとすぐに居なくなってしまうし、テント生活者よりも目立たないので、福祉の手も支援の手も届きにくいように思います。
【2007年03月25日 18:12】| | メントール #92c93c02e5 [ 編集 ]
とりあえず日銭を稼ぐだけなら、探せばいろいろな仕事はあるのですね、反面、目端が利く人、利かない人で格差がでそうな世界ですが。
多少の収入の差はあれど、一日5000円以上稼げれば、家賃がかからないホームレス生活ならとりあえず平気なのかな、とか思えますが。 仕事が不定期である以上に、毎日働けることが基本ですね。体調を崩した際の野宿生活は、本当にしんどそうです。 私事でなんですが、先日、珍しく風邪を引いてしまいました。私、時給雇いなんで休むとその分、収入に響くからそうそう仕事休めなくて、その分、風邪がなかなか抜けなかったんです、その上、医療費もかかるし、「ああ、貧乏人はなにはなくても健康だ」とつくづく実感したんです。 とは言え、自分はとりあえず家もある、非正規雇用とはいえ保険証もあるわけです。熱が高くて具合が悪い時のテント暮らし、路上暮らしで医者にもかかれないとなると、本当に悪化して肺炎になって、最悪、亡くなる。そこまでいかなくても、病気が治るまでは仕事が出来ないとなれば、一気に無一文で食べるにも事欠く。 うーん、やっぱ、厳しい状況下の生活なんだなあ、と思います。
【2007年04月06日 00:29】| | イカフライ #2abfc56a57 [ 編集 ]
あらら。大変ですね。お風邪はもう快復されましたか?
1日に5000円もあれば、月に20日としても月収10万円!ホームレス界では、上流階級の仲間入りです!テント生活が快適になってしまうレベルですよ^^ 僕がよく言う、「食える」ホームレスというものが、どのあたりの層のことを言うのかというと、自分でも少し悩むのですが、ある程度、自分の好きな食べ物を選んで買うことができるということで、月に5万円以上の収入があれば、とりあえずは不自由なく「食える」レベルなのではないかと思います。 ただし、贅沢をせず、格安のスーパーを利用するなどすれば、月に3万円もあれば、食べるだけはどうにかなるようですし、大阪の場合は炊き出しも多く、廃棄弁当も他都市よりも入手しやすいので、その気になってしまえば、全くの無一文でもどうにかなる世界のようです。 病気や怪我も、役所に相談に行けば、無料で病院の診察を受けることができる医療券を発行してくれる場合がありますし、大阪市内には、事実上、無料で診察してくれる病院もあります。さらに、どうしても具合が悪い場合には、救急搬送してもらうと、ホームレスの場合は、医療費の全額を税金で賄ってもらうことが可能です。医療費だけはどうにかなるんです。 ただし、長期入院した場合には小遣いもでるのでまだましですが、それでも行路専門の病院で評判が悪かったりしますし、通院の場合には、診察で半日から丸一日がつぶれる上に、仕事にいけなくて日銭が入ってこないということになります。 そういったことや手続きの煩雑さから、ホームレスには少々具合が悪くても病院に行きたがらない人が結構います。病院にいけば、きっとあちこち悪いところがみつかってしまうだろうから、それが怖いという人もいますし、入院はごめんだという人も結構いますねぇ。「明るく、楽しいテント生活」を送っている上流階級の生活者も、しばらくはその生活がお預けになってしまうし、うん、やっぱり、厳しい状況下にあることは間違いないですね。
【2007年04月06日 04:05】| | メントール #2a1311f452 [ 編集 ]
09040959213電話してね
【2010年05月05日 22:24】| | 名無し #9a72483034 [ 編集 ]
|
|
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |