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【2024年04月20日14:23 】 |
犬対策はホームレス対策

犬を飼っているホームレスは少なくない。

ホームレスが犬を飼うメリットは3つあるように思う。

1 ペットが好きだから。(孤独感を癒してくれるから)
 普通に動物好きな人がホームレスになれば、犬や猫を飼う。なによりも、孤独感を癒してくれる。ホームレスにかかわらず、動物好きな人にとって、 飼い犬や飼い猫は家族である。

2 セキュリティとして
 ホームレスのテントというのは、当然かもしれないけれど、セキュリティが甘い。油断していると、食料やためていた空き缶を盗まれてしまうのだ。しかし、仕事(缶集め)などをしている間でも、番犬がいればある程度安心である。

3 犬好きな人との交流のため
 テント暮らしか路上生活かにかかわらず、一定の場所に寝起きして犬 を飼っていると、近所の犬好きな人が寄ってくる。そこでコミュニケーショ ンが生まれるし、犬のえさを持ってきてくれる人が、ついでに飼い主にも
食料や酒、タバコをもってきてくれる場合が結構ある。中には、最初からそういう「恵み」を目的として犬を飼っているホームレスもいる。

このうちで、やはりホームレスが犬を飼っている理由の最大のものは、やはり1番だろう。

ホームレス本人が年老いたり、病気になったりしても、飼い犬の世話をしなければならないからとテントや路上から離れようとしないホームレスは結構多いのではないかと思う。

たとえ、生活保護を受給できるような状態になっても、犬をつれて入居できるアパートは少ないために、テントや路上から離れようとしない。里親があれば預かってほしいと思うが、そう簡単に里親はみつからないし、動物愛護団体も満杯状態で引き取ってもらうことは難しいようだ。

結果、年老いたホームレスが病魔に倒れ、飼い犬は最終的に保健所で殺処分されるという悲惨なことになりかねない。

自立支援センターの年間経費は15億円と聞くが、その内の何億かでも使って、ホームレスの犬を保護する施策を実施すれば、本当に福祉の手が必要とされるホームレスの何割かとその飼い犬が救われると思う。

行政の進めるホームレス対策、自立支援のメニューの中で、犬対策が全く顧みられていないことは、奇妙なことだ。ホームレスの実態について、よく理解していないと言われても否定できない部分である。

 

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【2007年02月08日00:17 】 | 未選択 | コメント(0) | トラックバック()
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