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【2024年04月23日23:54 】 |
長居公園での芝居による抵抗を深読みする

長居公園でホームレスのテントに対する行政代執行が行われているとき、当該ホームレス自身は、自らのテントから離れ、急ごしらえの舞台で芝居を演じていた。そのことを他の公園に住むホームレスは、どのように感じた(る)のか。4人ほどが集まった場所で、無理やりその話題を振ってみた。

「テント守らんと芝居やっとったんか。何のために騒いだんや。遊びか?」

「マスコミ向けのアピールちゃうか。ええかっこし過ぎや。俺らそんなんでテレビに映ったら、電気の配線くれへんようになるわ」

「ようわからんな。なんで芝居やねん。」

「長いこと住まわしてもらったんやから、最後はありがとう言うてきれいに出て行ったらええのに」

元々「抵抗」には批判的な人たちなので、あまり評判はよろしくない。まぁ、それは、それでいいんだろう。

しかし、僕は思うのだよ。単にテントを守れというだけでは、徹底抗戦になる。暴力事象も起こりかねない。世論の反発を買うことにもなりかねない。

そうではなく、彼らは非暴力に徹した。テレビ報道では芝居の内容が分からなかったが、芝居を演じることによって、単に寝起きする場所としてのテント村ではなく、喜怒哀楽に満ちたテント村での人間としての生活があるということを訴えたかったのではないだろうかと。
単にテントを奪うなというだけでなく、テント村内のコミュニティや地域住民との交流など、テント村で培われた人と人とのつながりを表現したかったのではないだろうかと。

考えすぎかなぁ。。。残念ながら、当該ホームレスが代執行のあとでテレビのインタビューに答えた言葉からは、そのようなテント村の「ハレ」の部分には、ほとんど触れられることがなかったのであるが・・・・。

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【2007年02月09日01:59 】 | 未選択 | コメント(0) | トラックバック()
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