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とある公園の片隅にポツンと彼のテントがある。夕方にその公園を横切って歩いていていると、テントの前で久しぶりに彼の姿をみた。 彼は、来月で65歳になるという。だったら、もう生活保護を受けることができるではないか。彼にそのことをいうと、以前に公園事務所の職員が来て、熱心に生活保護を勧めてくれたが、断ったのだという。 彼が言うには、生活保護を受けて楽してお金が入るようになると、堕落してしまうという。うむ。。。こんなことを言う人は、たまにいる。 しかし、彼はどうしても生活保護を受ける気持ちにはならないという。突っ込んで聞くと、人の税金で生活の面倒を看てみもらうということは惨めだというのだ。たとえ空き缶を集めるテント暮らしであっても、まだまだ自分で働いて、自分の食い扶持を稼ぐことができる。自分の生活を自分で支えるという気持ちがなくなれば、目標がなくなって、ただ生かされているだけの存在になってしまう。自分の力で生きて行くという気持ちがあるからこそ、元気に毎日を暮らせるんだ、と。 成る程なぁ。人間というものは、単に生きていればいいのではなく、自分の力で自分を支え、生きているんだという実感が必要なのだなぁ。。。 でも、東京出身の彼は最後に関東訛でこういった。 あなた、偉いです・・・・・・。 PR |
何故なのか不思議。
【2007年02月23日 20:46】| | leo #29f2e2aa5e [ 編集 ]
考えさせられます。
どうするのが一番の幸せなのか。 自分の力で生活したい…。 これを支援できたら早いんですけどね。
【2007年02月23日 22:05】| | fiume #2abdfd62b6 [ 編集 ]
>leoさん
なぜ、生活保護を拒否するのか。それは世代の問題もあるかもしれません。今、65歳以上の人というのは、戦中派ですから、戦後のモノのない時代を必死に生き、猛烈に働いて、戦後の経済成長を押し上げていった世代です。加えて、生活保護は恥というイメージが生きていた時代の人です。 そして、一般社会でも老後の生きがいの問題が着目されていますが、ホームレスも同じなんでしょうねぇ。まあ、65歳になるとすぐに生活保護を受けるという人も少なくないと思いますが。 >fiumeさん 入所していた人に聞いたのですが、大阪市のシェルターって基本的には自活らしいです。仕事のない人には自給1000円くらいの所内作業をくれるそうです。そういう基本コンセプトは有りかもしれません。 また、他のサイトでも少し書きましたが、テント暮らしを続けたままで就労できれば本人にとっては敷居が低いですが、テント暮らしを助長する可能性もあり、支援の方向がテント生活からの脱却であるならば、微妙なところです。この点については、またカキコしたいです。
【2007年02月24日 15:31】| | メントール #2a13125ea8 [ 編集 ]
なんとなく、半分は理解でき、半分は釈然としない気持ちがあります。
最底辺(といっては反論も有るかもしれませんが)の生活をしても自分で生計を立てているという己の矜持を保ちたいのでしょうか?その方は。 けれど、そこまで矜持のある方なら、例えば生活保護を受けて安い公営住宅に住んでも、自分で出来る仕事を探すとか、なにかしらあるように思うのは、知らない者の勝手な言い草なのでしょうか?
【2007年02月26日 22:01】| | イカフライ #9b10e1c461 [ 編集 ]
この男性と話をして感じたのは、やっぱり、人に食わせてもらうことへの抵抗感を持っているということでした。
借金があって表の社会に出れないとか、身内に照会されると困るとか、実は離婚した妻が自分名義の家に住んでいるとか、隠された事情のある人もいると思います。 しかし、そういう隠された事情もなく、その気になれば、生活保護を「受給できる」のにそれを拒否する人は、「元気なくせに、税金で食わせてもらってぶらぶらしている」というイメージを持たれることをいやがっているのではないかと思います。 自分は他人からそんな風にみられたくない、ホームレスであっても、自分の稼ぎで食っているという自負をもっていたい、そういう気持ちが強いのではないかなと思いました。
【2007年02月27日 00:35】| | メントール #2a13125ea8 [ 編集 ]
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